Microsoftはがきスタジオ Version 2007の住所録データを抜き出す
MicrosoftはがきスタジオVersion 2007の住所録データを「筆まめ」、「筆ぐるめ」、「筆王」の雑誌付録版(毎年正月が近くなると販売される干支イラストの付録版)を使って抜き出す情報。
はじめに
MicrosoftはがきスタジオVersion2007の住所録データをあたらしいパソコンの年賀はがき印刷でも使えるようにして欲しいという依頼があったのでその方法を書きます。
Microsoftはがきスタジオ Version 2007の住所録データは〇〇〇.hsaという拡張子のデータです。
ベースとなっている住所録データファイルはMicrosoft Accessのデータなので拡張子を.mdbに変換することでMicrosoft Accessのデータとして参照することが可能となります。
以上
と言うだけではちっとも役に立っていないと思うので、日本で販売されている3大年賀はがきと呼んでもいいと思う「筆王、筆まめ、筆ぐるめ」の書籍付属版(年末になると本屋で売っている年賀はがきデザイン本の付録)を使って抜き出すことができた情報を記載します。
取り込みについての結果
あらかじめ書いておきますが、標準の変換機能でMicrosoftはがきスタジオVersion2007対応できる機能があるのは筆まめ(正確には筆まめver.25)だけでした。
筆ぐるめ22はMicrosoftはがきスタジオVersion 2005までしかサポートしていませんでした(2007の住所録だとエラーになる)。
筆王は変換機能にはMicrosoftはがきスタジオがありませんでしたが住所録を取り込むための別の方法が用意されていました。
実践
MicrosoftはがきスタジオVersion2007のデータ形式を読むためには他社の住所録データを開くという機能が付いていればそれを利用することとなります。
以下3つの年賀はがきソフトでMicrosoftはがきスタジオVersion2007住所録データの読み込みを行ってみた結果です。
筆まめの場合
筆王の場合
筆王以外の住所録
筆ぐるめの場合
他ソフトの住所録を読み込む
取り込みの実際編
問題はそれぞれの標準に備わっているこの機能にMicrosoftはがきスタジオVersion2007のデータ形式取り込みが対応しているかになります。
筆まめの場合
はがきスタジオ2007形式の対応があるのでこれを使って読み込むだけでOKでした。
筆王の場合
はがきスタジオ2007形式の対応は無いが、枠外に読み込むデータ形式が一覧にない場合はこちらの記載がありこちらをクリックするとホームページが開き対応方法が表示される。
筆ぐるめの場合
はがきスタジオ2001~2005の対応しか無い。因みにはがきスタジオ2001~2005に●を入れて処理を選択してもエラーとなるので読み込みはできませんでした。なのでのでこの段階で筆ぐるめは終了。
筆王の場合
どうやら説明を読むと既存の筆王の住所録を開きそこに追加するという方法だと読み込みができるという説明が表示されるのでその方法を使ってみる。はじめに読み込み用の住所録を作成しておき、その画面から処理を進める。
メニューにははがきスタジオ1.0から2006までしかない
とりあえずはがきスタジオ2006ファイルを選択してはがきスタジオ2007の住所録を読み込んでみたところ、読み込みはできた。
Microsoftはがきスタジオ Version 2007の住所録データを抜き出す方法のまとめ
簡単にクリックして読み込めるのは筆まめでした。
筆王はワンクッション置く必要があります。
筆ぐるめでは読み込むことはできませんでした。
上級者の方は
上級者の方向けの方法として、一番最初にも書きましたがはがきスタジオ2007の住所録はAccessのデータなので、拡張子をhsaからmdbに変更することでAccessから参照することができるようになり、住所録の実データはPersonal_Primaryテーブルに保存されているので、このテーブルの内容をcsv形式に書き出すことで自由に処理できるようになります。